子供がヒトメタニューモウィルス検査で陽性反応!小児科医さんから聞いた、そんな時に大事な対処法をご紹介します。
2歳3ヶ月の息子がっちゃん…なんだか今回の風邪は熱が長引いていて、咳がひどいと思っていたら、ヒトメタニューモウィルスに感染していました。熱、鼻水、咳…特効薬がなく、対処療法しかできないこの病気。小児科医さんから聞いた大事な対処法を実践しました。
1.部屋はあたたかく、加湿すること
まずは環境ですね。23度くらいに部屋をあたため、加湿器などで十分加湿する事が大事だそうです。寒かったり乾燥すると気管に刺激を与えて咳がひどくなるそうです。加湿器を置けない場合は、濡れタオルや洗面器にお湯をはったりして加湿してみてください。

2.こまめな水分補給と食事
とにかく水分補給が1番大事です。熱が4日ほど続いてしまう事が多いこの病気…こまめに水分をとって、脱水症状にならないように気をつけてください。
食事ですが…熱が出て食欲もないはず。栄養面などを考えるよりも、喉越しがいいものなど、その子が今食べられるものを食べさせてあげてください。
できればスープやリンゴ、タンパク質なんかが理想的だそうですが、とにかく熱や咳でかなりの体力を消耗するので、少しずつでも、何回かに分けてでも、食べることが大事だそうです。
こちらができず、お子さんがぐったりしてしまうと、最悪入院しなければならなくなるケースもあるのだとか…。

3.気管を広げて痰や鼻水を出しやすくする
ウィルス性でありながら、特効薬がないヒトメタニューモウィルス。病院でも処方できるのは、気管を広げて呼吸を楽にするツロブテロールなどのテープと、痰や鼻水を出しやすくするお薬くらいだそうです。咳止めは、かえって病気を悪くするので使えないそうです。

4.鼻水をこまめに拭き取ったり吸引する
鼻水を放っておくと、中耳炎になったり、喉に流れて咳がひどくなったり、悪いことばかりです。特に横になると鼻水が喉に落ちやすいので、寝る前にしっかり吸引してあげる事が大事です。自宅に吸引器があればいいですが、無ければ蒸しタオルで目と目の間くらいから鼻水筋にかけてあたためてから、ガーゼなどでかんであげるとよく鼻水が出ます。

5.自分に合ったお医者さんに診てもらう
子供が病気になったとき、やっぱり私たち素人が頼るべきは小児科医さんです。子供の事をよく診てくれて、説明もしっかりしてくれて、こちらの話も聞いてくれる。そして、自分に合った先生に出会えるといいですね。
私も引っ越しが続き、ネットで口コミを見て受診してみたものの、、子供をあまり診ずに電子カルテのモニタばかり見ている、やたらと薬の処方ばかり、目を見て話してくれない等…悲しい思いをした事が沢山あります。
今回受診した小児科医さんは、手際よく沢山の患者さんを診ておられますが、しっかり子供の様子や心臓の音、表情などを診てくださり、要点をまとめて説明。こちらの話も聞いて下さいました。一緒に悩みながら、早く治るようにアドバイスまで沢山して下さいました。子供が好きなんだなぁというベースまで感じられるいい先生でした。こういう先生に出会えると、今まで聞いた事もなかった病気が発覚しても、落ち着いて対処できます。普段から、ネットの口コミ、近所のママさん情報、病院前の自転車数などなど…チェックしてかかりつけ医を見つけておくのは大事ですね。
6.家庭内感染を防いでしっかり看病
ヒトメタニューモウイルスは感染力が強く、家族の中に1人感染者がでると、あっという間に家族にうつってしまうなんて事も多いようです。
この病気の感染経路は、クシャミや咳などによる飛沫感染、感染者の鼻水などのついた手で触った物に触れるなどしておこる直接感染です。
子供の看病をしながらは大変ですが、こまめな手洗いうがい、マスクの着用。鼻水を吹いたガーゼ洗浄やティッシュの廃棄などにも気を遣わなければなりません。子供の手や服、触ったものにもウィルスがいる可能性が高いので気をつけなければなりません。また、ウィルスは2週間ほど排出を続けますので、症状がよくなってからも予防を続ける必要があります。
以上、ヒトメタニューモウィルスに感染したらすべき大事な対処法をご紹介しました。こちらの記事を見てくださった方は、きっとお子さんが感染してしまったのだと思います。しっかり対処すれば重症化を避けられる病気ですので、子さんの様子をしっかりみながら、ママさんも自身の体調も崩さぬように看病を頑張ってください!早く治る事をお祈りしています。