産後の入院も終わり、実家へ戻っての育児が始まりました。産院では母乳+産院にある哺乳瓶を使っての粉ミルクの生活。予想よりも大きく生まれた息子に対して、乳腺が細く母乳が豊富に出ている方ではなかったので、母乳と粉ミルクの混合で進めていこうと思っていたのですが、自宅に帰ったとたん、粉ミルクを飲んでくれなくなった息子。
自宅では粉ミルクを飲んでくれなくなった息子
ミルク自体は産院と同じE赤ちゃん(一般のミルクに比べて抗原性を抑えたアレルギーになりにくいミルク)なので飲めるはずです。
でも、何度やっても哺乳瓶をくわえるものの、すぐにぺッと口を外してしまいます。もしかして、母乳が出るようになってきて、不要になってきたの?粉ミルクが嫌いになってしまったの?分からないまま1週間後検診を迎えました。
ミルクを飲めないので体重激減
結果、体重が300gも減ってしまっていました。。本当はお腹が空いているのに充分なミルクをあげられていなかったのです。さらに、産後から出ていた黄疸もまた出てしまい、1日産院で息子だけ入院することに…。お昼間は授乳に何度か通い、ミルクで補助してもらう事になりました。
息子に申し訳なくてしょんぼりしていると、助産師さんがたくさんアドバイスと励ましの言葉をくださいました。助産師さんによると、産院の哺乳瓶では飲めているので、哺乳瓶が飲みにくいのかも…と。口コミで評判もよかったドクターベッタの哺乳瓶を使っていたのですが、それが息子には合っていなかったようです。
助産師さんに勧められて哺乳瓶を変更
親身になってアドバイスをくださった助産師さんに、もしかしたらこれがいいかも!と「母乳相談室」を紹介してもらいました。こちらの哺乳瓶は、元々乳頭乳房トラブルなどで、一時的に直接母乳をあげられない時に、母乳哺乳に移行するトレーニングのための哺乳瓶だそうです。
そのため乳首はSSサイズ(低流量タイプ)のみ、容量も160mlのみの販売。乳首は他の一般的な哺乳瓶と違い特殊な形をしています。瓶部分はガラス製なので衛生的ですが、持ち運びにはちょっと重いですね。母乳実感と互換性がありますので、母乳実感のプラ容器に差し替えたり、逆にこちらの瓶に母乳実感の乳首をつけることもできます。
産院で1度試させてもらったところ、息子もしっかりミルクを飲めました。
こちらは赤ちゃん本舗などの実店舗では販売されていないのですが、産院(扱いがない場合もあります)もしくはネットなら販売がありますのでチェックしてみてください。
「母乳相談室」を使ってからミルクをたくさん飲めるように
この母乳相談室に哺乳瓶を変えてから、よくミルクを飲んでくれるようになり、体重もドンドン増えていきました。ちょっと増えすぎ…なような気もしますが(汗)混合は難しいですね。
成長したら互換性のある「母乳実感」に移行
我が家では2ヶ月頃までこの哺乳瓶を使い、その後1回おきに変えるなどして、同じくピジョンの「母乳実感」に移行していきました。こちらは瓶の容量や乳首も種類豊富です。
赤ちゃんと哺乳瓶は、本当に難しいですね。その子によって合う哺乳瓶が違うようです。
完全母乳をされている方でも、ママがトラブルを抱えてしまったり、一時的に預かってもらう際に哺乳瓶を使えなくて困っている…という話も聞きました。母乳育児をされている方でも、何があるか分かりませんので、搾乳して母乳相談室で練習しておくのもおすすめです。
最後に、授乳で悩まれている方へ
私はなるべくなら母乳で育てたいなと本当は思っていました。母から遺伝的にも難しそうだよーと聞いてはいたものの、完全母乳で頑張っている友人の話を聞くと、私も!と思ってしまっていたのです。
でも、助産師さんに言われました。確かに免疫やスキンシップの面から言うと母乳は素晴らしい。でも、1番大事なのは、赤ちゃんに充分な量のミルクをあげて、大事に思うこと。それからママ自身がプレッシャーでストレスをためないことだそうです。
最近は母乳育児推奨が進んで、粉ミルクに引け目を感じるママさんや、必死で母乳にこだわるママさんもいるけれど、それはママ側の都合で、赤ちゃんからしたら、美味しいミルクを欲しいだけもらえて、あったかい腕に抱かれていれば幸せなのかなぁと。それから、ママが精神的に辛くなってしまうと、それが赤ちゃんに伝わって不安になってしまったりもするようです。
助産師さんによると、くわえさせてあげるだけでもいいスキンシップになるそうです。
それにしても、助産師さんって、本当にスゴイです。優しい言葉で涙がポロポロ…心がすごく楽になりました。親身になって相談に乗ってもらえて、本当によかったです。ありがとうございました。
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